国連総会の緊急特別会合が開かれ、パレスチナ自治区ガザでの人道目的の即時停戦を求める決議が採択されました。一方、アメリカのバイデン大統領は「イスラエルは世界中で支持を失い始めている」と述べました。
国連総会で採決された決議案には、日本を含む153か国が賛成。一方で、棄権は23か国、反対はアメリカやイスラエルなど10か国にとどまりました。
決議に法的拘束力はありませんが、イスラエル軍とイスラム組織ハマスに対し即時停戦を求める国際社会としての姿勢を示した形です。
パレスチナ マンスール国連大使
「決議案は人道目的の即時停戦を強く求めている」
一方、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルはアメリカ政府当局者の話として、イスラエル軍がガザの地下トンネルに海水の注入を始めたと報じました。
地下トンネルはハマスが戦闘の指揮や移動、武器の保管などに使用してきたとみられ、全長480キロメートルにのぼり、冠水させるには数週間かかる見通しだとしています。
トンネル内にはハマスが拘束している人質が捕らえられている可能性があり、判断が注目されていましたが、イスラエル側はコメントを避けているということです。
イスラエル軍の攻撃が続くガザでは、保健当局によるとこれまでに1万8412人が死亡しています。
こうしたなか、アメリカが支援するイスラエルについてバイデン大統領は12日の支持者集会で、「世界中で支持を失い始めている」と話しました。
ネタニヤフ政権について「歴史上最も保守的な内閣」だとし、将来のパレスチナ国家とイスラエルが共存する「二国家解決」を「支持していない」と指摘。
「衝突の長期的な解決策を見つけるため、ネタニヤフ首相は内閣を変えなくてはならない」と述べました。
これに先立ち、ネタニヤフ首相は「『ハマスなき後』についてはアメリカと意見の相違がある」とし、戦闘終結後のガザの管理を念頭にアメリカと見解が異なっていることを明らかにしています。
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