ビジネスや金融、時代のキーパーソンに話を聞く番組「CROSS DIG 1on1」。
今回のテーマは「米交渉団派遣中止の舞台裏」です。
ゲストの小谷哲男明海大学教授がアメリカの「ホルムズ海上封鎖」の狙いは、単にイランの輸出停止ではなく、最終的に「イランの原油生産を止めさせる」ことにあるとの見方を示しました。実現しなかった「2回目の直接対話」の背景ですが、そもそもアメリカ=イランは直接交渉ではなく、パキスタンをメッセンジャーにしたリレー形式でやりたかったそうです。またトランプ大統領は「ホルムズ海峡問題」と「核開発問題」を1つのパッケージとして扱う立場なので、イランが「ホルムズ」を優先する限りトランプ大統領は交渉再開のゴーを出さないとの見方。仲介国パキスタンは「イランの本音」をアメリカに伝えており、イランの「表向きの強硬発言より柔らかいトーンの情報」が入っている。「イラン国内が強硬派・穏健派で割れて意思決定が難しい」という話も伝えられたそうです。そのほか、「第2回協議成立の可能性低下」「アメリカが軍事オプションに戻るリスク」など今日も最新の情報と分析をお伝えします。
◆出演◆
小谷哲男(明海大学教授)
専門は国際関係・安全保障とアメリカ研究。研究テーマは日米関係、アメリカのアジア政策、インド太平洋地域の国際関係と海洋安全保障で、東シナ海問題や南シナ海問題、北朝鮮問題、米中対立の現状などを分析
豊島歩(TBS解説委員)