脱炭素化によるガソリン需要の減少などを背景に、石油元売り大手の「出光興産」は、“給油をしない”ガソリンスタンドを展開すると発表しました。
出光興産が来月から展開するのは、“給油をしない”ガソリンスタンドです。
給油所として役割を終えたガソリンスタンドを活用し、洗車や車の販売、整備といった燃料の供給以外の自動車関連サービスを提供します。
脱炭素化によるガソリン需要の減少や、後継者不足などを背景に、国内の給油所の数は、ピークだった1994年度の半分以下にまで減少し、経営環境が厳しくなっていることが要因です。
出光興産 小久保欣正 上席執行役員
「お客様のリアル拠点を失うことに非常に危機感がある。お客様を維持できていれば、あらゆるビジネスチャンスができていく」
出光興産は、閉店したガソリンスタンドを地域の生活インフラとして再活用することで、生き残りを図りたい考えです。

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