アマゾン・ドット・コムは有料会員制度「アマゾンプライム」を巡る訴訟で、25億ドル(約3700億円)を支払い和解することで米連邦取引委員会(FTC)と合意した。プライム会員の解約手続き方法も変更する。

FTCによると、アマゾンは10億ドルの民事制裁金を支払い、さらに15億ドルを顧客に返金する。FTCは不当にプライム加入に誘導し、意図的に解約を困難にしていたとして、2023年にアマゾンを提訴していた。

アマゾンは現時点でコメントの要請に応じていない。

米ハイテク大手は国内外で抱える規制当局による係争問題を解決しようと、トランプ大統領の2期目就任以降、政権に近づいてきた。だが、その成果はまちまちだ。ホワイトハウスが人工知能(AI)規制については緩和を推進する一方で、メタ・プラットフォームズなど一部企業は、依然としてFTCとの和解に至っていない。

FTCが訴訟で問題視したプライム会員制度は、アマゾンの成功を支えてきた柱だ。会員は非会員よりも支出額が多く、購入頻度も高い。

原題:Amazon, FTC Reach $2.5 Billion Deal in Prime Subscription Case(抜粋)

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