アメリカのヘグセス国防長官が来週、世界各地に配属されているアメリカ軍幹部を一斉に集めて緊急会議を開くことがわかりました。目的は明らかにされていません。

ワシントン・ポスト紙は25日、ヘグセス国防長官が来週前半にアメリカ軍の幹部をバージニア州の海兵隊基地に集め、緊急会議を開くと報じました。

会議の目的は説明されておらず、アメリカ国内以外にアジアやヨーロッパなど各国に配属されている幹部も含め、数百人が招集されたということです。

これほど大規模な会議が緊急で開かれることや、目的が明らかにされていないことは極めて異例だとしていて、国防当局者からは「問題が発生した際、指揮系統が弱体化する」などと危機管理への懸念の声が出ていると伝えています。

国防総省は来週前半に軍幹部を対象にした会議を開くことは認めていますが、詳細は明らかにしていません。

ヘグセス氏は軍幹部の削減や国防総省の「戦争省」への名称変更など、急激な機構改革を進めており、何らかの大きな指示が出されるのではないかとの見方も出ています。