上半期の「ビール」の販売がおよそ30年前の統計開始以来、初めて2年連続で増加しました。
ビール大手4社が発表した今年上半期における「ビール」の主力商品の販売数量は、去年と比べて、▼アサヒ「スーパードライ」が4%、▼キリンの「一番搾り」が8%、▼サッポロ「黒ラベル」が14%、▼サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」が18%とそれぞれ増加しました。
外食需要が回復したことで、飲食店向けの業務用ビールの販売が伸びたことや、10月のビールの減税を見据えた新商品の投入などが要因です。
市場全体では、今年上半期の「ビール」の販売は6%程度の増加と推定されていて、2年連続でプラスとなるのは1992年の統計開始以来、初めてです。
一方、家庭向けの缶ビールなどは販売が伸び悩んでいて、「発泡酒」や「第3のビール」を含む「ビール類」は、去年と比べて1%程度のマイナスと推定されています。

バイオ燃料などの活用をめざす初の国際閣僚会議 大阪で開催