外国為替市場で円相場は一時、1ドル=144円台をつけ、去年11月以来、およそ7か月ぶりの円安水準となりました。

アメリカで発表された経済指標が市場予想を上回ったことで、中央銀行にあたるFRBが利上げを続けるという見方が広がりました。

円相場では、ユーロ円も27日夕方に1ユーロ=157円台をつけ、2008年以来15年ぶりの円安ユーロ高水準を更新したばかりです。

このところ欧米の中央銀行は物価高を抑え込むため相次いで金利を引き上げた一方、日銀は当面現在の大規模緩和を続け金利を上げない姿勢を示しているため、市場では金利の高いドルやユーロで資金を運用しようと円を売ってドルやユーロを買う動きが一段と進んでいます。