ロシアのショイグ国防相は、ウクライナ侵攻をめぐり「すべての任務が完了するまで軍事作戦を続ける」と語りました。

ロシア ショイグ国防相
「ウクライナの政権への大規模な西側の支援とロシアへの制裁圧力にもかかわらず、我々はすべての任務が完了するまで軍事作戦を続ける」

ショイグ国防相はウクライナへの侵攻を開始してから3か月となった24日、ロシアが主導する軍事同盟CSTO=集団安全保障条約機構の国防相会合で軍事作戦を継続すると表明しました。

ウクライナではロシア軍の攻撃により民間人の犠牲者が増え続けていると指摘される中、ショイグ氏は精密誘導兵器で軍事施設のみを攻撃していると強調。民間人退避のために人道回廊を設置しているとし、「攻撃のペースが遅くなるが、民間人の犠牲を避けるために実施している」などと一方的に主張しました。

また、プーチン大統領の側近として知られるパトルシェフ安全保障会議書記は24日に公開されたロシアメディアのインタビューで軍事作戦について、「我々は期限にこだわっていない」と述べ、長期戦の可能性を示唆しました。パトルシェフ氏は「大統領が掲げた目標はすべて達成されるだろう。歴史の真実を含め真実は我々の方にある」と主張しています。