セブン-イレブンやイトーヨーカ堂を傘下にもつセブン&アイ・ホールディングスは、株主総会で“物言う株主”として知られるアメリカの投資ファンドが出していた井阪社長らの退任を求める株主提案を否決しました。

セブン&アイ・ホールディングスの株主総会は午前10時から都内で行われ、去年より180人多い430人が出席しました。

総会では“物言う株主”として知られるアメリカの投資ファンド、「バリューアクト・キャピタル」が出していた井阪社長ら経営陣の退任を求める株主提案が反対多数で否決されました。

これにより、井阪社長は続投する見通しです。

セブン&アイをめぐっては、「バリューアクト・キャピタル」が低迷するスーパー事業の再建に力を注ぐより、コンビニ事業を独立させて経営資源を集中させるべきと主張。社長らの退任を求める株主提案を行うなど、物言う株主と経営陣が激しく対立し、委任状の争奪戦が過熱していました。