円安が急速に進んでいます。外国為替市場で円相場はおよそ半年ぶりに一時1ドル=139円をつけました。
このところ、アメリカ・FRB幹部の利上げに積極的な発言が相次いでいることから、市場ではFRBが6月も利上げを続ける可能性が意識されています。
一方、日銀の植田総裁は金融緩和を続ける姿勢を示しており、外国為替市場では日米の金利差が一段と広がるという見方から円を売ってドルを買う動きが強まっています。
このため、円相場は25日午前0時前には、一時1ドル=139円台まで円安ドル高が進み、去年11月以来、半年ぶりの円安ドル高水準となりました。
アメリカの銀行破たんが続いたことで今年3月には円相場は1ドル=130円台で取引されていたため、ここ2か月で10円近く円安が進んだことになります。

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