大手電機メーカーのシャープは、昨年度の連結決算で2608億円の最終赤字となったと発表しました。液晶パネル事業の業績悪化が主な要因で、最終赤字となるのは6年ぶりです。

シャープが発表した去年4月から今年3月までのグループの決算によりますと、売上高は2.1%増え、2兆5481億円となりました。一方、最終損益は2608億円の赤字となっていて、赤字に陥るのは6年ぶりです。

業績悪化の主な要因は液晶パネル事業で、去年、子会社化したテレビ向けなどの大型ディスプレイを製造する堺ディスプレイプロダクトの業績が悪化していることが重しとなりました。

シャープは部材のコストダウンや経費削減を進めるなどして、今年度は黒字転換を目指すということです。