内閣府が発表した街角の景気実感を聞く調査で、4月は「新型コロナウイルスの影響は残るものの、持ち直しの動きがみられる」と2か月連続で改善しました。

「景気ウォッチャー調査」は、景気に敏感なホテルや百貨店、タクシー運転手などに、3か月前との比較で景気の実感を聞く調査です。

新型コロナのまん延防止措置が解除され、客足が戻る期待から景気の現状を示す指数は前の月より2.6ポイント上昇し、「50.4」でした。小売り、飲食などの家計関連、企業関連、雇用関連のすべてで景気指数は改善しました。

2~3か月後の景気の先行きについても0.2ポイント改善し「50.3」となりました。

景気ウォッチャーの見方として、「新型コロナの影響は残るものの持ち直しの動きがみられる」との判断を維持した上で、「ウクライナ情勢による影響も含め、コスト上昇に対する懸念がみられる」としています。