対話型の人工知能、「チャットGPT」について、河野デジタル大臣は、「ぜひ活用したい技術だが、現状、いくつかクリアしなければいけない課題がある」として、情報の取り扱いなどについて改善を要請する考えを示しました。

河野デジタル大臣
「(チャットGPTについて)日本政府の中でも、ぜひ活用したい技術ではありますが、現状では、やはりいくつかクリアしなければいけない課題があります。しっかりそこはデジタル庁としても、意見交換をしながら、我々が使うために必要な要請はきっちりやっていこうと思っております」

河野大臣は閣議後の会見でこう述べた上で、「一部ではAIの開発に待ったをかけた方がいいんではないか・・・というような提言も出ているが、人類として技術とどう向き合っていくのか、それから欧米だけでなく、中国でも開発が行われているということも我々は考慮しなければいけない」とAI活用の意義を強調しました。

「チャットGPT」についてはG7各国で対応が分かれている状況で、今月下旬に開催するG7デジタル・技術大臣会合でも議題にのぼる見込みです。