2019年に起きた在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件をめぐって、北朝鮮は声明文を発表し、アメリカに対し実行犯の引き渡しを求めました。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信によりますと、在スペイン北朝鮮大使館は4年前の襲撃事件をめぐり、声明文を発表。当時、大使館のパソコンなどを奪うなどした実行犯の一人である、元アメリカ海兵隊員の韓国系アメリカ人を逮捕し、スペインへ引き渡すべきだと主張しました。
韓国系アメリカ人は北朝鮮の体制打倒を掲げる団体「自由朝鮮」のメンバーで、事件後にはアメリカで拘束され、スペインへの送還を審理する準備の間に保釈されていました。
声明文で北朝鮮は、アメリカが「テロ行為を公然と擁護している」とし、襲撃自体もアメリカ当局の指示で行われたとしています。

フーシ派ドローン攻撃 イスラエルで20人以上けが 応酬激化の懸念