NTT東日本とNTT西日本はけさ、光回線によるインターネット通信サービスで大規模な通信障害が発生したことをうけて、臨時の記者会見を開き、「重大な事故」に当たるとの認識を示しました。

NTT東日本とNTT西日本によりますと、障害は午前7時10分ごろに発生し、北海道や関東、中部、関西、中国、四国の広いエリアで▼インターネット接続サービスの「フレッツ光」や▼電話サービス「ひかり電話」などが使えなくなりました。

完全復旧までには▼東日本エリアでおよそ3時間、▼西日本エリアでおよそ1時間40分かかり、▼「フレッツ光」で44万件あまり、▼「ひかり電話」で23万件あまりに影響が及びました。

また、110番や119番などの緊急通報も使えない状況でした。

こうした大規模な通信障害をうけて、両社は午後6時から臨時の記者会見を開き、電気通信事業法上の「重大な事故」に当たるとの認識を示しました。

両社は特定の配信サーバーからのパケット受信により、同じメーカーの合わせて116台の「加入者収容装置」と呼ばれる設備が故障したことが原因としていますが、詳細は分析中としています。