日銀が国内企業およそ1万社から景気判断を聞き取った3月の「短観」が発表され、「大企業の製造業」は5期連続で悪化しました。

日銀が発表した3月の短観では、「大企業の製造業」はプラス1ポイントと、前回を6ポイント下回り、5期連続で悪化しました。▼エネルギーや原材料をはじめ、幅広い分野に及ぶ物価上昇が影響したほか、▼海外経済の減速や半導体需要の落ち込みも景況感を悪化させました。

一方、「大企業の非製造業」は4期連続で改善し、コロナ前の2019年12月の水準にまで回復しました。▼行動制限の緩和や政府の「全国旅行支援」などが要因です。