アメリカ南部テネシー州の学校で銃乱射事件があり、児童3人を含む6人が死亡しました。容疑者の犯行声明などが押収され、計画的犯行とみられています。
扉を壊し、建物に侵入する容疑者。銃を構え、廊下を歩く姿が防犯カメラに捉えられています。
27日、テネシー州の州都ナッシュビルで起きた銃乱射事件。現場は幼児から小学生までが通うキリスト教系の学校でした。
容疑者は現場に駆けつけた警官により射殺されましたが、地元警察によると、殺傷能力の高いライフルなど銃3丁を所持。14分間にわたり乱射し、9歳の児童3人と60代の教職員3人のあわせて6人が犠牲となりました。
▼容疑者による犯行声明や、▼犯行計画を立てるための手書きの学校の地図などが押収されたほか、▼自宅からはショットガンなど、ほか2丁の銃も見つかったということで、計画的犯行の可能性がうかがえます。
容疑者はこの学校に通っていたことがあり、男性として生まれ、女性を自認する28歳のトランスジェンダーだということです。動機は今のところわかっていません。
事件を受け、バイデン大統領は…
アメリカ バイデン大統領
「銃犯罪を止めるため、もっと努力しなくてはならない。銃犯罪は地域を引き裂き、この国の魂を破壊している」
殺傷能力の高い銃の所持を禁止する法律の制定について、議会に改めて呼びかけています。

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