大手繊維メーカーの東レは、現在の日覺昭廣社長が会長となり、大矢光雄副社長が社長に昇格する人事を発表しました。社長交代は13年ぶりです。

大矢光雄副社長
「日覺社長の卓越した経営力をお貸しいただきながら、当社の連綿と続いた素晴らしい経営を継承するべく全力を通してやっていきたいというふうに思います」

東レは大矢光雄副社長が社長に昇格する人事を発表しました。繊維部門に長く携わってきた大矢氏は、「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングとの協業を深め、事業拡大を進めてきました。新型コロナの影響で伸び悩んでいた航空関連事業の再成長などを目指します。

一方、現在の社長・日覺昭廣氏は代表権のある会長となります。

社長交代は13年ぶりで、6月末に開催される株主総会を経て就任する見通しです。

東レは経営体制を2トップにすることで成長軌道への回帰を目指し、来月からスタートする新しい中期経営計画に取り組みます。