乳業大手の「明治」は、食品大手の「味の素」が販売するアミノ酸を混ぜたエサを牛に与えることなどで、酪農に由来する温室効果ガスを削減する取り組みを始めたと発表しました。

温室効果ガスをめぐっては、牛のげっぷに含まれるメタンや排泄物から発生する一酸化二窒素など、酪農由来の排出量が全世界のおよそ3%を占めているということで、地球温暖化の原因の一つとされています。

明治 松田克也 社長
「酪農業界でのGHG(温室効果ガス)削減に貢献したい。サステナブルな酪農を実現したい」

「明治」は今月から酪農における温室効果ガスの排出量を減らすため、「味の素」と協業を始めたと発表。具体的には、「味の素」が販売するアミノ酸を混ぜたエサを牛に与えることで、排泄物に含まれる窒素を25%程度削減することができるということです。

明治は今後、提携する農場を中心に取り組みの拡大を図るということです。