政府は3月の月例経済報告で、国内の景気の基調判断を先月から据え置きました。

政府は今月の「月例経済報告」で、景気の総括判断を「一部に弱さがみられるものの緩やかに持ち直している」として、先月から据え置きました。この判断は3か月連続です。

「個人消費」については、外食や旅行などのサービス消費の回復が継続していることから「緩やかに持ち直している」と、先月の判断を据え置いています。

一方で、半導体市況の悪化に伴う在庫調整などの影響で、「生産」や「企業収益」は下方修正しました。

先行きについては、海外景気の下振れが下押しリスクだとしたうえで、金融市場の変動、物価上昇に注意すべきだとしています。

先月まであった「中国における感染拡大の影響」への懸念の表記はなくなりました。