日韓両政府は、首脳が相手の国を交互に訪問する「シャトル外交」を再開させる方向で調整に入りました。

徴用工問題で韓国側が新たな解決策を表明したことを受け、韓国の尹大統領は来週16、17日の日程で来日し、岸田総理と首脳会談を行います。

首脳会談では、緊迫する北朝鮮情勢を受けて両国ならびに日米韓の安全保障強化について話し合うほか、人的交流の促進や経済協力の拡大なども議題となる見通しです。

また、複数の政府関係者によりますと、岸田総理も韓国への訪問に意欲を示しているということで、両首脳が交互に相手の国を訪問する「シャトル外交」を復活させる方向で調整が進められています。

「シャトル外交」は2011年の12月以降途絶えており、日韓両政府としては関係改善の象徴的な取り組みとしたい考えです。