アジア時間31日午前の金価格は小動きとなっている。年間ベースでは、銀と共に1979年以来となる上昇率を記録する方向だ。

金スポット価格は1オンス=4335ドル前後で推移している。29日の急落後、30日は小幅ながら反発していた。一方、銀は引き続き75ドルを上回っている。今月に入り、貴金属の値動きが大きくなっており、相次いで最高値を更新した後、過熱した上昇局面からの利益確定売りで上げ幅の一部を失った。

金は今年、65%余り上昇。中央銀行による旺盛な買い入れや政府債務を巡る懸念、米利下げを背景に、アナリストらはさらなる上昇を見込んでいる。

金はシンガポール時間31日午前7時51分(日本時間同8時51分)現在、0.1%安の1オンス=4336.72ドル。銀は1.6%安の75.09ドルとなる一方、プラチナとパラジウムも下落している。

原題:Gold Steadies After Faltering Near End of Best Year Since 1979(抜粋)

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