松野官房長官は、WHO=世界保健機関から「人種差別的な発言をした」と内部告発された日本人の地域事務局トップを解任したことについて直接的なコメントは避けましたが、調査、事実認定は、公正公平に行われるべきとの認識を示しました。

松野官房長官
「人事に関わる事柄の性質上、お答えを差し控えたいと思います」

解任されたのは西太平洋地域事務局の葛西健事務局長で、告発の内容について「否定する」と反論しています。

松野官房長官は、「人種差別やハラスメントを容認しないWHOのゼロ・トレランス政策を支持する立場だ」と述べる一方で、事務局長の解任については「調査、事実認定は公正公平に行われ、地域委員会加盟国がコミットした上で行われる必要がある」と主張しました。