帝国データバンクが発表した2月の全国の企業倒産は574件で、10か月連続で前の年を上回りました。
帝国データバンクによりますと、負債額1000万円以上の先月の全国の企業倒産は、前の年の同じ月と比べて34.1%多い574件で、10か月連続で前の年を上回りました。
10か月連続の倒産増加は、リーマンショックのあった2008年6月から2009年8月の15か月連続以来でおよそ14年ぶりです。
業種別では、「建設業」や「小売業」「運輸・通信業」など7業種中5業種で増えました。
仕入れ価格が上昇した分を価格転嫁できずに倒産したいわゆる「物価高倒産」の企業は2月は53件あり、9か月連続で過去最多を更新しました。
今年、夏以降には新型コロナ関連融資を受けた企業の返済開始が本格化するため、帝国データバンクは「過剰債務に苦しむ中小企業の経営正常化が急務だ」としています。

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