「今週末、宇宙行こうか?」そんな会話をする日が近く来るかもしれません。日本の宇宙ベンチャーが発表した夢の計画とは?

きょう、北海道の宇宙ベンチャーが初めて公開した宇宙旅行用のゴンドラ。

記者
「大人1人分の背丈のゴンドラです。実際に乗ってみますと、中は2人乗りで、飛行機の座席のような座り心地になっています」

ゴンドラに気球を取り付けてヘリウムガスで上昇。高度2万5000メートルの成層圏まで上がって地球を眺めることができるといいます。

天気や風がベストのタイミングを見計らって出発…帰ってくるまでおよそ4時間を想定しています。

気になるお値段は、1人あたり2400万円程度。ロケットだと最低でも数十億円かかるため、200分の1以下だと言いますが…

岩谷技研 岩谷圭介社長
「宇宙旅行というものを誰にでも届けることができるのは、気球だからこそなんです。飛行機だったり電車だったり、こういった乗り物と同じくらいの安全性で運行することができるというのが気球の良いところでもある」

ただ、安全性についての基準や機体認証試験などはないため、国に対してルール作りなどを働きかけているといいます。

早ければ年末にも一般の人が気球で宇宙旅行に行けるよう目指しているということです。