(ブルームバーグ):5日の外国為替市場で円は対ドルで157円台後半と、前週末夕からやや円安方向で推移。米国の雇用統計が市場予想を下回ったものの、経済の強さは変わっていないとの見方からドルが堅調だ。債券は小幅上昇(利回りは低下)の見込み。
2日に発表された9月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比2万9000人増と市場予想に届かなかった。米スワップ市場が織り込む今月の利上げ確率は2割程度に低下した。
SBI FXトレードの上田真理人社長は「雇用統計の中身はさほど悪くはなく、米経済は思いのほか堅調だ。原油価格の高止まりもありドルの強さは変わっていない」と語る。「米国が本気で円安を懸念しているため介入警戒感も強く、ドル・円は159円が遠い一方で、156円台は下値が堅い」と言う。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは5日のリポートで、日本は臨時国会が召集され、国内外の債券市場の安定が回復されるかが焦点と指摘。ドル・円は「157円台中心の推移が続きやすそうだ」とみている。
債券
債券は上値が重い展開が見込まれる。前週末の先物夜間取引は小幅高となったが、米雇用統計後に米長期金利が上昇したことが上値を抑える。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鬼沢拓也債券ストラテジストは、若干高めに始まる可能性はあるとした上で、「10年債と30年債の入札という供給イベントも控えており、上値は重い」と語る。
先物の夜間取引で中心限月12月物は2日の日中取引終値比8銭高の124円47銭で終えた。鬼沢氏の先物の予想レンジは124円20銭-124円60銭、新発10年債利回りは3.08-3.12%(2日は3.1%で終了)。2日の米10年国債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い5.27%。
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