米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社ウォーバーグ・ピンカスは、仏独合弁の防衛企業KNDSについて、同社を共同所有するドイツ側の一族から相当な株式持ち分を取得する可能性を協議している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

ドイツ政府は今年、戦車メーカーであるKNDSの株式40%を取得することで合意している。取得はKNDSが新規株式公開(IPO)を実施することが前提。一方、IPOを経ずに政府が株式を取得する可能性も残っている。

所有者一族の持ち株会社であるヴェクマンには代替案として、ウォーバーグを含む複数の買い手候補から関心が寄せられている。非公開情報を理由に関係者が匿名で語った。KNDS株の半分を保有する一族が持ち分を売却する場合、ドイツ政府には優先購入権があるという。

ウォーバーグは、共同投資家と株式取得について協議を進めている。KNDSの持ち分を巡っては、他の投資家も関心を示していると関係者は話した。

KNDSは今年、パリとフランクフルトの市場への上場に向け手続きを開始していたが、防衛関連株の値動きが大きくなっていることを理由に延期した。KNDSのジャンポール・アラリー最高経営責任者(CEO)はドイツ紙ハンデルスブラットに対し、市場環境が整えば年内にもIPOを実施する可能性があると述べた。

関係者の話では、現時点で最終的な決定はなく、取引が実現する保証もない。ウォーバーグ、KNDS、所有者一族それぞれの広報担当者はコメントを控えた。

原題:Warburg Pincus Said to Hold Talks to Buy KNDS Stake From Family(抜粋)

--取材協力:Laura Alviz、Benedikt Kammel、Michael Hytha.

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