(ブルームバーグ):米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は9月30日、AI関連の建設ブームを除けば米経済は縮小しているとの見方に懐疑的な見解を示した。
カシュカリ総裁はニューヨーク市内で開かれた外交問題評議会(CFR)のイベントで、「経済のその他の部分が縮小しているという見方には懐疑的だ」と指摘。「企業利益を見ると、AI関連の設備投資に直接関係する分野だけでなく、経済の多くのセクターで総じて非常に力強く増加している」と話した。
また、失業率が4.1%であることに加え、「全米で解雇が非常に少なく、失業保険申請件数も非常に少ない」と述べた。一方、住宅市場が圧迫されていることは認めた。
カシュカリ総裁は「経済の多くのセクターは堅調だと思う。ただ、AIが明らかに成長の真のけん引役だ」と語った。
米金融当局者は9月15、16両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、2023年以来となる利上げを全会一致で決めた。当局者の四半期経済予測の中央値によると、年内にあと1回の追加利上げ見通しも示された。
カシュカリ総裁は、自身の予測は中央値と一致していると述べる一方、新たなデータ次第で見通しが変わる可能性があると語った。
インフレ高止まり
カシュカリ総裁は、インフレ率は依然として高過ぎるとし、連邦準備制度が小幅な調整によって物価上昇を抑制できることを期待していると述べた。
米金融当局者の間では、インフレが中東での紛争や関税の影響を受ける品目だけにとどまっていないとの懸念が強まっている。
カシュカリ総裁は「エネルギーは、われわれが購入するほぼ全てのものに関わっている」とし、「企業に聞いてみれば分かる。燃料価格の上昇に加え、人手の確保が難しくなっていることもあり、経済全体で輸送コストが上昇している」と説明した。
原題:Fed’s Kashkari Says AI Not Only Driver of US Economic Growth(抜粋)
--取材協力:Jonnelle Marte.
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