大惨事になりかけたドバイ発テルアビブ行きのフライドバイ便を巡り、捜査当局は、副操縦士が機長を襲撃した際に「テロ行為」を実行しようとしたと明らかにした。奇跡的に無事着陸した混乱の機内で何が起きたのか、新たな詳細が明らかになった。

アラブ首長国連邦(UAE)の連邦検察官ハマド・アル・シャミシ氏は、国営首長国通信(WAM)が3日に掲載した声明で、副操縦士が操縦室内で非常用のおのを使って機長を襲撃し、その後、機体の操縦権を奪おうとしたと説明した。

AP通信は3日、事情を知る3人の話として、襲撃したのはオマーン国籍のハマム・アルハマミ容疑者だと報じた。

アル・シャミシ氏によると、FZ1073便を巡る捜査は現在も続いており、事件の動機や何らかの関係先とのつながりについて調べている。技術的な検証を実施するとともに、物的証拠やデジタル証拠の解析も進めている。

両操縦士は2日、事情聴取のためサウジアラビアからUAEに移送された。乗客170人余りを乗せた米ボーイングの737 MAX機は、サウジの空港に緊急着陸していた。同機は急激な降下を余儀なくされた際、大惨事を間一髪で免れた。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、匿名の事情に詳しい関係者の話として、副操縦士が過激な思想に傾倒したとの懸念から、オマーン当局が同氏の飛行を禁止していたと報じた。

原題:UAE Says FlyDubai Co-Pilot Planned ‘Terrorist Operation’(抜粋)

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