調査会社カウンターポイント・リサーチによれば、米アップルは今年、同社初の折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」を約600万台販売する見通しだ。iPhone Duoの販売動向を巡る予測が公表されたのは初めて。

600万台という販売規模は、アップルの通常のスマートフォンというより、ニッチな折りたたみ式端末市場で一般的な水準だ。カウンターポイントのシニアアナリスト、アイバン・ラム氏によると、この予測はアップルが新端末の増産をどこまで順調に進められるかに左右される。1999ドル(日本では36万4800円から)で10月発売予定のiPhone Duoは、アップルの製品ラインアップで最上位に位置し、折りたたみ式端末への関心と販売を一段と高める存在として業界全体の期待を集めている。

市場調査会社IDCは、アップルの参入を追い風に、折りたたみ式端末の今年の出荷台数が13%増の2290万台になると予測。iPhone Duoがなければ、この市場は縮小していたとの見方を示している。

カウンターポイントによると、今月iPhone Duoと同時に発表されたアップルの「iPhone 18 Pro」シリーズは、中国で好調な滑り出しとなった。Proモデルは今回初めて、標準モデルの同時刷新を伴わずに発売されたため、買い替えを検討する消費者が価格の高いモデルに向かい、発売当初の販売はiPhone 17 Proと比べ12%増加した。調査会社によると、世界最大のスマホ市場である中国では今夏、市場全般が低迷し、国内ブランドは大きな痛手を受けたが、アップルはその流れに逆行する健闘を見せた。

これにより、アップルは競争の激しい中国スマートフォン市場で33%のシェアを獲得した。部品コストの上昇を受け、全てのスマホメーカーが値上げを迫られており、販売台数の減少を1台当たりの売上高増加で補おうとしている。これは競合他社の価格面での優位性を縮小させるため、アップルには追い風となる。

ラム氏は「中国ブランドの多くの旗艦モデルが200ドルを超える値上げとなったことで、消費者が基準とする価格帯が上昇し、iPhoneの相対的な価格競争力が高まった可能性がある」と述べた。

原題:Apple Will Sell 6 Million iPhone Duos in 2026, Counterpoint Says(抜粋)

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