米連邦準備制度理事会(FRB)のバー理事は29日、インフレを鈍化させるため、追加利上げが必要になる可能性が高いとの見方を改めて示した。

バー氏は先週の講演でも、堅調な経済を背景に、政策当局者にとってインフレを鈍化させることがより大きな焦点になっているとの認識を明示していた。

29日のデトロイトでの講演でバー氏は、「私の基本シナリオでは、インフレ率を適切な時期に目標まで低下させるため、さらなる政策調整が必要になる可能性が高い」と指摘。「われわれは最大雇用を支える持続可能で息の長い成長を後押ししたいと考えており、そのためには物価安定が極めて重要だ」と語った。

また、インフレ率がFRBの2%目標から依然として距離があるとの認識も示し、「適切な時期に2%へ戻る明確な傾向はまだ見えていない」と述べた。

FRB当局者は9月、3年余りで初となる利上げを全会一致で決定し、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを3.75-4%とした。

動画:バーFRB理事のデトロイトでの講演

米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定後に公表された新たな金利見通しでは、参加者の予測中央値で年末までにもう1回の利上げが見込まれた。

バー氏は経済成長のペースを堅調と評し、失業率の低さに支えられ、年後半にさらに加速するとの見通しを示した。

「インフレ率はFOMCの目標を大幅に上回っているものの、企業の旺盛な投資と底堅い個人消費が堅調な労働市場を支えている」と述べた。

原題:Fed’s Barr Says More Hikes Likely Needed as Growth Picks Up(抜粋)

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