(ブルームバーグ):米証券取引委員会(SEC)前委員長のゲーリー・ゲンスラー氏は、AI企業が今後直面する課題について警告し、中国のAIモデルとの競争や安全対策を巡る懸念を挙げた。
ゲンスラー氏は29日、ブルームバーグラジオとのインタビューで、安全上の問題があると指摘。今年に入りOpenAIのモデルがテクノロジー企業ハギングフェイスに侵入した事例に言及した。AIの能力を巡る懸念に触れ、安全対策を講じることは可能だが、中国との競争が「問題を一段と複雑にする」と述べた。
AI業界の有力者らは今月、最先端モデルの開発ペースを落とすよう求めたが、トランプ米大統領はこの提案を直ちに退けた。その後、AIに安全対策を設けるための国際的な合意を求める動きについても、トランプ氏は拒否している。
ゲンスラー氏は、AIを巡る懸念を一蹴したトランプ氏の発言に触れ、「これは現実の課題だ。大統領が『でっち上げ』と呼んでいるのは承知している」と発言。「この点では大統領と見解が異なる」と話した。
米AI企業は「巨額の資金を投じている」が、その支出に見合う収益を上げられるのか、ゲンスラー氏は疑問を呈した。また、AI分野では米国が先行しているものの、米企業が中国の競合企業の技術を利用する可能性もあると語った。
原題:Chinese Models Are a Big ‘Wrinkle’ for US AI Firms, Gensler Says(抜粋)
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