トヨタ自動車が豊田章男社長の交代を発表したことについて、提携関係にある「スズキ」の鈴木社長は「非常にびっくりした」と感想を述べました。

スズキ 鈴木俊宏社長
「非常にビックリした。日本の産業界などへの発信や我々への指導はどういう立場になろうが続けていただきたい」

スズキの鈴木社長は、トヨタが豊田章男社長の交代を発表したことを受けて、このように述べました。

一方、スズキは26日の会見で、2030年度までに6モデルのEV=電気自動車を投入すると発表しました。電動化関連には2兆円を投じていきます。

スズキ 鈴木俊宏社長
「100年に一度と言われる大変革期にカーボンニュートラルと新興国の成長・貢献の両立に挑戦していく」

まず、23年度に初めて軽の商用EVを投入し、その後、小型のSUV=多目的スポーツタイプや、一般向けの軽のEVなどを販売していく方針です。軽のEVの価格については「100万円台を達成したい」としています。

また、ヨーロッパやインドでも24年度から順次、EVを初めて投入していくということです。このため、30年度までに研究開発や設備にあわせて4.5兆円を投資し、そのうち2兆円を電池を含む電動化関連に投じていくということです。

電動化をめぐっては、トヨタ自動車が8兆円、ホンダも5兆円を投じていくなど、自動車各社が巨額の投資を発表しています。