携帯電話の電波が届かない山間部でドローンを使った配送が始まりました。使われているのは最近話題のあのイーロン・マスク氏が率いる通信衛星技術です。
埼玉県秩父市。去年9月に起きた土砂崩れで、今でも道路が通行止めになっていて、地域住民は生活物資を手に入れづらい状況が続いています。
そこで、秩父市やKDDIなどはドローンを使った生活物資の配送をきょうから始めました。
記者
「このような山奥で携帯電話の電波が通じないエリアでも、こちら、スターリンクを使うことでドローンの操作が可能になります」
「スターリンク」とは、あのイーロン・マスク氏が率いる宇宙ベンチャー「スペースX」が開発した通信衛星のサービスです。
埼玉県秩父市 北堀篤市長
「雪が降ったとき、もうこのドローンの配送に頼るしかない。そういう意味では、本当に成功できて良かった」
KDDIなどは今後、スターリンクとドローンを組み合わせて災害地域での物資配送などを広げたい考えです。

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