ゴールドマン・サックス・グループは、1年後の円相場予想を対ドルで150円への上昇に修正した。日本銀行の利上げ加速や資金の国内回帰期待を背景に、7月時点の弱気予想から円高方向に転換した。

ゴールドマンはドル・円の12カ月後予想を従来の165円から150円に見直し、3カ月後と6カ月後もそれぞれ158円、155円と円高方向に変更した。

ストラテジストのカレン・ライヒゴット・フィッシュマン氏はリポートで、利上げペースの加速により、拡張的な財政政策がもたらすインフレへの影響が抑えられ、円への下押し圧力も和らいでいると指摘。ポートフォリオ資金の流れが変化するとの見方は現時点では大部分が観測にとどまるものの、その可能性が高まったことで、ドル・円相場のリスクは下方向に偏っていると述べた。

フィッシュマン氏は、こうした動きにより「特に景気後退懸念の高まりに備える手段として、円をロング(買い持ち)にする魅力が増している」と指摘する。

25日の為替市場では円が一時158円28銭まで上昇した。片山さつき財務相は、トランプ米大統領が日米首脳会談で円安への懸念を共有したと明らかにした。

ゴールドマンは短期的には慎重な戦術的スタンスとし、ユーロ・円のショート(売り持ち)を選好する。

ゴールドマンに先立ち、 米バンク・オブ・アメリカ(BofA)は年末の円相場予想を152円から149円に修正した。

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