(ブルームバーグ):中国の習近平国家主席は24日、米国に対して台湾独立に「反対する」よう求めた。台湾を巡る米国の立場を改めるようトランプ大統領に迫った発言として、これまでで最も踏み込んだものとなった。
国営の新華社通信によると、習氏はホワイトハウスで行われた両首脳の会談で、「台湾独立に反対する正しい立場を堅持し、台湾問題を慎重に扱う」よう求めた。
中国国営メディアは、会談概要の全文公表に先立ち、習氏の台湾に関する発言を伝えた。中国が台湾問題を最大のレッドラインと位置付けていることを浮き彫りにした。
台湾独立を「支持しない」としてきたバイデン前政権の表現より踏み込んだ内容で、米国がこれに応じれば、台湾を国際社会で孤立させようとする中国の取り組みを後押しすることになる。
米台関係を巡る表現はかねて、極めてセンシティブな問題となってきた。習氏の今回の発言は、米国が数十年にわたって台湾に対する立場を説明する際に使ってきた表現について、公の場でこれまでになく強く変更を求めたことになる。
中国は2025年にも、トランプ政権に対し、台湾独立に「反対する」と正式に表明するよう求めていたと、事情に詳しい関係者が当時明らかにしていた。
米国側の表現が変更されれば、台湾を巡る米国の立場が、米中関係の取引材料になりつつあるとの懸念が強まる可能性がある。
原題:Xi Presses Trump to ‘Oppose’ Taiwan Independence During Summit(抜粋)
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