中国政府は21日、習近平国家主席がトランプ米大統領と会談するため、米国を訪問すると正式に発表した。米中の貿易戦争を巡る1年間の「休戦」措置が、期限を迎えつつある中での訪米となる。

中国外務省は今年5月、トランプ氏の招待を受け、習氏が秋に米国を公式訪問する予定だと説明していた。

中国外務省の郭嘉昆報道官によると、習氏は23-25日に国賓として米国を訪問する。郭氏は21日、北京での定例記者会見で、両国が「相違を適切に管理」するため共同で取り組む中で、習氏はトランプ氏と「二国間関係や世界の平和と発展に関わる重要な問題について踏み込んだ意見交換」を行うと説明した。

郭氏は「半年の間に両首脳が相互訪問することは、歴史的意義を持つ節目となる」とも強調した。トランプ氏と習氏は5月に北京で会談している。

習氏の訪米は、2023年にサンフランシスコでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出席と併せ、バイデン前米大統領と会談して以来となる。米中が昨年、韓国で取り決めた貿易戦争の休戦措置が延長されるとの観測は強まりつつあり、両国は米国産エネルギーや農産物などの製品への関税引き下げについて協議している。

首脳会談を前に、米中当局者は20日、ニューヨークでAIや貿易、投資を巡り協議した。ベッセント米財務長官は会談を「非常に成功した」と評価し、AIに関する対話の枠組みを設けることで両国が合意したと述べた。

トランプ氏は、習氏のために国賓晩餐会を開くとしており、アップルのティム・クック会長とオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が出席する見通しだ。

首脳会談では、イラン戦争やレアアースの供給、AIを巡る競争も議題となる可能性が高い。中国はイラン産原油の最大の買い手で、米国によるイランへの経済的締め付けの取り組みに対し、協力を急いでいないもようだ。

中国政府は、台湾の地位が数少ない譲れない一線の一つであることを、米国側に改めて伝える可能性が高い。米国は、中国が自国領とみなす台湾の最大の軍事・政治的支援国となっている。

原題:China Confirms Xi’s First Trip to US in Nearly Three Years (1)(抜粋)

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