(ブルームバーグ):フランスの銀行ソシエテ・ジェネラルのスラヴォミール・クルパ最高経営責任者(CEO)は同行の収益性目標を引き上げた。新戦略でコスト削減と株主還元の拡大を目指している。
21日の発表資料によると、29年の有形自己資本利益率(ROTE)の目標を13-14%に引き上げ、それ以降は15%超とする。26年のROTE目標は約11%としている。
29年までの株主還元については、少なくとも210億ユーロ(3兆7800億円)の達成を目指すとした。
クルパ氏は発表資料で「われわれは今日、新たな段階に入る」としたうえで、「目標は明確だ。収益を伴う成長を加速し、リスクとコスト管理を徹底する」と表明した。
クルパ氏が3年前に打ち出した前戦略は株価上昇につながった。 これまでに経営陣を刷新し、柔軟な在宅勤務制度を終了したほか、約3000人の人員削減を発表した。
クルパ氏は今回、今後3年間で26年の推定コストを基準に約2%削減する新たな経費削減策を発表した。一方、収入は年約3%の伸びを見込む。これにより経費率は55%未満に改善するとの見通しを示した。
ソシエテによると、経費節減は人員減に加え、IT支出と調達費の削減で実現する見通しだ。AIの活用も寄与するとした。ソシエテは具体的な人員削減数を示さず、「自然減」によって削減を進めるとした。
また、26-29年の年間増収率目標を約3%に設定した。
クルパ氏は、現行の株主還元方針に沿って、純利益の50%を株主に還元する方針だ。現金配当と自社株買いを「バランスの取れた」形で組み合わせる。
さらに、普通株式等Tier1(CET1)比率の目標(13%超)を上回る余剰資本も還元する方針だ。
原題:SocGen Raises Profitability Goal to At Least 13% in New Plan (1)(抜粋)
--取材協力:Tom Hall.
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