(ブルームバーグ):米原子力技術サービス会社のホルテック・ニュークリアは、米国での新規株式公開(IPO)計画を延期した。
同社は電子メールで配布した資料で、市場環境を理由に挙げ、上場時期について引き続き検討すると説明した。延期についてはブルームバーグ・ニュースが先に報じていた。
米証券取引委員会(SEC)へのこれまでの提出資料によると、同社は1株15-18ドルで5000万株をオファーし、最大9億ドル(約1400億円)を調達する計画だった。先に確認されたマーケティング資料では、17日に公開価格を決定する予定となっていた。
ホルテックは核廃棄物の保管に使う鋼鉄・コンクリート製容器を製造するほか、ニューヨーク市北方のインディアン・ポイントを含む閉鎖された原子炉の廃炉に携わる米国の主要企業でもある。独自の原子炉技術も開発しており、2030年代初めの稼働を目指す。昨年には米エネルギー省から資金提供を受けた。
AIデータセンターの電力需要が拡大する中、原子力発電への関心は高まっている。ただ、小型モジュール炉(SMR)は米国でまだ商用化されておらず、開発の進展を見極めようとする投資家の姿勢を背景に、一部の原子力関連株は下落している。
米核燃料メーカーのスタンダード・ニュークリアは7月、規模を縮小した米IPOで上場し、16日終値は公開価格を21%下回った。4月に上場した米SMR開発のX-エナジーは、公開価格を37%下回っている。
提出資料によると、ホルテックの今年1-6月(上期)の純利益は2億560万ドル、売上高は2億6990万ドルだった。前年同期は純利益1億3910万ドル、売上高2億8660万ドルだった。
IPOの主幹事はJPモルガン・チェース、グッゲンハイム・セキュリティーズ、ゴールドマン・サックス・グループ、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)が務める予定。
原題:Nuclear Power Services Firm Holtec Postpones Planned US IPO(抜粋)
--取材協力:Monique Mulima.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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