(ブルームバーグ):JPモルガン・アセット・マネジメントのボブ・マイケル氏は16日、同氏のチームが米国、日本、オーストラリアの長期債を買い始めたと明らかにした。現在の価格は「単純に安過ぎる」とし、市場は「痛みが最大となる点」に達したとの見方を示した。
マイケル氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「ドミノが倒れ始めている」と指摘。先週の欧州中央銀行(ECB)の利上げに始まり、米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て、18日の日本銀行に至る一連の中央銀行の政策対応を、債券市場を下支えする主要因に挙げた。もう1つの重要な要因は、中間選挙が近づく中で中東情勢が安定する可能性だ。
JPモルガン・アセット・マネジメントの最高投資責任者(CIO)兼グローバル債券部門責任者を務めるマイケル氏は、金融引き締めと地政学的な落ち着きが重なれば、利回りがピークを付けたことを示すとの見方を示した。
最近の米国債相場急落を受け、10年債と30年債の利回りは、FOMCによる16日の利上げを前に数年ぶりの高水準に上昇していた。マイケル氏は、イールドカーブの長期ゾーンでの売りは行き過ぎだと指摘した。
マイケル氏によると、ベッセント米財務長官が先月開始した長期債の買い戻しプログラムは、重要な安定要因となっている。ベッセント氏には「望めばさらに実施するだけの余力がある」とマイケル氏は付け加えた。
また、長期債利回りの急速な上昇について、「米金融当局が現在の状況を制御できていないとの市場の認識を浮き彫りにした」と警告。今回の利上げは、米金融当局者が「主導権を握っていることを改めて示す」一助になるとの見方を示した。
原題:JPMorgan’s Michele Buys Long End After ‘Maximum Pain’ for Bonds(抜粋)
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