デンマークの製薬大手ノボノルディスクは、AIを活用して医薬品開発を加速するためアンソロピックと協力する。し烈な肥満症治療薬市場で巻き返しを図るノボにとって、開発の加速は重要な目標だ。

ノボのマイク・ドゥスター最高経営責任者(CEO)は16日の発表文で、「アンソロピックと力を合わせることで、当社の研究開発(R&D)組織を大幅に強化できる」と述べ、「世界で最もAIを活用するヘルスケア企業になる」ことを大きな目標にしているとと付け加えた。

ノボのR&D部門はまず、研究者が両社の協力で最大の成果を生み出せると判断した科学的な課題への対応で、アンソロピックの科学研究向けAI「クロード・サイエンス(Claude Science)」を活用する。

研究から製品化までの工程を短縮し、最終的にはAIを使って「全く新しい科学的な可能性」(ドゥスター氏)を見いだすことが目標だという。

ノボは次世代の医薬品によって近く生じる収益の穴を埋める必要がある。主力の「オゼンピック」と「ウゴービ」は、2030年代初めに米国と欧州で後発医薬品との競争に直面する見通しだ。一方、同社は米イーライリリーから市場シェアを奪い返そうとしている。

今回の提携の金銭的条件は明らかにされていない。

原題:Novo Will Work With Anthropic AI to Speed Drug Development(抜粋)

--取材協力:Rachel Metz.

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