2025年の米実質世帯所得は過去最高を更新した。貧困率は記録的な低水準まで下がった。

所得、貧困、医療保険加入に関する国勢調査局の年次報告書によると、昨年の所得の中央値はインフレ調整後で2.6%増の8万7460ドル(約1360万円)だった。1967年から続く統計で最高となった。

トランプ大統領の2期目初年にあたる2025年は、根強くインフレが続いたものの、株高による資産増加や低失業率が世帯所得を押し上げた。

とはいえ、生活費の負担感は政治を左右する大きな争点となった。これを選挙戦の中心に据えた民主党は、接戦を相次いで制した。この争点は、11月の中間選挙を控えた今年も引き続き注目を集めている。

米国の公式貧困率(税引前で計算され、政府からの給付金や税控除を除いたもの)は、0.5ポイント低下し、10.2%となった。子どもとヒスパニック系住民の貧困率は過去最低だった。

税引き後の所得を基準とし、政府からの給付金を含む補足的な貧困指標は、13.1%とほぼ横ばいだった。

一方、2025年に健康保険に加入していた人の割合は92.1%で、2024年とほぼ同水準だった。メディケア(高齢者・障害者向け医療保険制度)の加入率は0.6ポイント上昇し、20.1%となった。

原題:US Household Income Rose to Record in 2025 as Poverty Fell (1)(抜粋)

--取材協力:Vince Golle.

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