(ブルームバーグ):ベネズエラ政府は今週、米テキサス州で開かれる20カ国・地域(G20)エネルギー相会合に代表団を送る。両国の関係改善が急速に進んでいることを示している。
ベネズエラ当局者はトランプ米政権の招待を受け、14日からヒューストンで始まるG20エネルギー相会合に出席する予定だ。代表団の詳細はまだ公表されていないとして、ホワイトハウス当局者が匿名を条件に明らかにした。
代表団は、非公開で行われる正式な閣僚会合には参加しないものの、複数の二国間協議や関連行事、業界関係者との協議に出席する予定だという。
ベネズエラは世界の20大経済国には入らない。それでもG20の協議に加わることは、主要な国際エネルギー会議で同国の存在感や各国との接点、外交上の立場を強めるという点で、政治的に重要な意味を持つ。今回の参加はまた、トランプ政権がベネズエラとの関係正常化を進め、同国の豊富なエネルギー資源を活用しようとしていることを改めて示している。中東での紛争が世界の原油供給を圧迫するなか、原油生産の拡大につながる可能性もある。
米国が今年1月、ベネズエラを長年率いたマドゥロ前大統領を拘束して以降、トランプ氏は石油会社に同国での増産を強く求めてきた。さらに米政権は、ロドリゲス暫定大統領の下で鉱物資源開発を拡大するよう働きかけている。
トランプ氏は最近、大規模な石油取引を発表した。米国がノース・アメリカン・ブルー・エナジー・パートナーズ(NABEP)の35%の持ち分を取得するとともに、同社がベネズエラの油田で生産する原油の20%を原価で購入する権利を得る内容だ。これらの油田の確認埋蔵量は約650億バレルと推定されている。
ヒューストンは世界のエネルギー産業の中心地として知られており、ベネズエラでの事業の可能性を巡って協議している石油・鉱業会社が集まる。ベネズエラの会合参加は、さらなる取引を後押しする可能性がある。
原題:Venezuela to Join G20 Energy Summit as US Aims to Tap More Deals(抜粋)
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