(ブルームバーグ):ホルムズ海峡を通る暫定航路の創設を巡り、イランと複数の湾岸諸国が14日に予定していた会合が延期された。オマーンのブサイディ外相が13日、X(旧ツイッター)への投稿で明らかにした。
ブサイディ氏は、延期について「合意形成のため」と説明した。今後の対応について詳細は明らかにしなかった。
オマーン外務省もXへの投稿で、延期は「地域の安全と安定を支える持続可能な合意につながる建設的な対話に適した環境を整えるため」だと説明した。
国営イラン通信(IRNA)によると、イラン側は地域諸国の要請を受けて外相会合を延期したとしている。
イランの大統領とアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の皇太子が異例の会談を行うなど外交活動が活発化する中、イランは会合で暫定航路を巡る合意案を正式に提示する予定だった。
会合の参加国は明らかになっていなかった。バーレーンは、親イラン勢力による最近の湾岸地域への攻撃を理由に、参加しない方針を示していた。サウジアラビアが支援する勢力と、隣国イエメンを拠点にイランの支援を受けるフーシ派との戦闘激化も、計画を難しくしていた。
イラン側はこれまで、合意が成立しても海峡の全面的な再開にはならず、どの船舶の通航を認めるかは引き続き自国が判断するとの考えを示している。同国のアラグチ外相は、会合は「重要な出来事」であり、信頼醸成に向けた一歩だと、アルアラビ・アルジャディードとのインタビューで述べていた。
協議に詳しい関係者が匿名で語ったところによると、船舶に課す可能性がある通航料などの詳細について、イランとオマーンが今後も協議を続ける予定だった。
中東情勢の緊張再燃で世界的に供給懸念が強まり、北海ブレント原油はここ数日、1バレル=105ドルを上回った。ガソリン価格の高騰は、中間選挙まで50日余りとなったトランプ米大統領の共和党にとって重しだ。
湾岸諸国とイランによる会合の可能性について質問されたトランプ氏は13日、「気にしていない。彼ら次第だ」などと、訪問先のアイルランドで記者団に語った。
原題:Hormuz Meeting With Iran and Gulf Nations Delayed, Oman Says (2)(抜粋)
(第3段落目以降にオマーン外務省の投稿やIRNAの報道などを追加して更新します)
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