7日の外国為替市場で円は対ドルで156円台前半と前週末夕から横ばい圏で推移。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)と日本銀行の金融政策決定会合をにらみ、売り買いが交錯している。債券は前週末に買われた地合いを引き継ぎ上昇(利回りは低下)する見込み。

SBI FXトレードの上田真理人社長は、米雇用統計は9月の利上げを決定づけるほど強くなかったとし、「日銀が9月に利上げをした後もペース加速を示唆するメッセージを出せば、円は節目の155円を突破する可能性がある」とみる。ただ、現時点では円を一段と買う材料に欠けるため、今週はもみ合いが続くと予想している。

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは7日のリポートで、米雇用統計発表後にドルが買われたが、対円では「ドルの上値は重い」と指摘。7日はレーバーデーの祝日で米株式・債券市場が休場となることもあり、「ドル・円は156円前後で上値の重さが目立ちそうだ」としている。

債券

債券は上昇する見込み。前週末に超長期債を中心に大きく買われた地合いを引き継ぐ。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは「先物夜間取引が上昇しており、買いが若干優勢になる」と予想する。

前週末は日銀の利上げ観測が高まり、インフレに対して後手に回るビハインド・ザ・カーブ懸念が後退したほか、高市政権の財政拡張スタンスが変わるとの期待、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による国債購入増加観測から、円と債券が上昇した。鶴田氏は「いずれも臆測なので、相場の強さを信じ切れないところがある」と指摘。円高が一服していることもあり、債券の上昇幅も限られるとみる。

先物の夜間取引で中心限月9月物は4日の日中取引終値比12銭高の126円26銭で終えた。鶴田氏の先物の予想レンジは126円10銭-126円40銭、新発10年債利回りは2.88-2.91%(4日は2.905%で終了)。4日の米10年国債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い4.78%程度。

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