7日の日本市場は株式が上昇し、日経平均株価は上げ幅が一時1300円を超えた。前週末の米国市場で半導体関連株が買われた流れを引き継いでいる。円は対ドルで156円ちょうど付近で推移。債券は先物が上昇に転じた。

米国株市場でエヌビディアやサンディスクが上昇し、国内でもソフトバンクグループやアドバンテストなどのAI・半導体関連株が物色されている。商社や自動車といったバリュー(割安)株への買いも相場の支えになっている。

東海東京インテリジェンス・ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、国内金利の落ち着きも半導体を中心としたハイテク株高につながると指摘。ただ、米国の金融政策の先行きを見る上で今週発表される生産者物価指数(PPI)や消費者物価指数(CPI)が重要視されるとし、週半ばからは動きづらくなるだろうと述べた。

4日に発表された8月の米雇用統計で雇用者数が市場予想を上回って増加し、9月の米利上げ確率が6割前後に高まっている。一方、トランプ米大統領は連邦準備制度理事会(FRB)に対する利下げ圧力を強めており、ソーシャルメディアへの長文投稿で、FRBが行動しなければ対米黒字国・地域との貿易を打ち切ると警告した。

為替

円は対ドルで156円ちょうど付近で推移。SBI FXトレードの上田真理人社長は、米雇用統計は9月の利上げを決定づけるほど強くなかったとし、「日銀が9月に利上げをした後もペース加速を示唆するメッセージを出せば、円は節目の155円を突破する可能性がある」とみる。ただ、現時点では円を一段と買う材料に欠けるため、今週はもみ合いが続くと予想している。

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストはリポートで、7日はレーバーデーの祝日で米株式・債券市場が休場となることもあり、「ドル・円は156円前後で上値の重さが目立ちそうだ」としている。

債券

債券相場は先物が上昇。前週末に大幅に上昇した流れが継続している。

前週末は日銀の利上げ観測が高まり、インフレに対して後手に回るビハインド・ザ・カーブ懸念が後退したほか、高市政権の財政拡張スタンスが変わるとの期待や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による国債購入増加の観測から、円と債券が上昇した。

ただ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは「いずれも臆測で、相場の強さを信じ切れないところがある」と指摘している。

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