ネパールと中国で犠牲者が1000人を超えた大規模な土石流の発生から、きょうで1週間となります。濁流に襲われながらも生き残った男性は、妻を助けられなかった後悔と深い喪失感を抱えています。

先月26日にネパールと中国で発生した大規模な土石流による死者は、合わせて1000人を超えました。被害は100キロ以上の流域に広がっていて、両国で5000人を超える行方不明者の捜索活動は難航しています。

JNNは、ヌワコット郡の自宅で濁流に襲われて負傷し入院中のネパール人男性に話を聞きました。

チットラ・バハドゥール・バッタさん(48)
「地面が揺れて、(濁流は)ロケットのように押し寄せた。長い時間、(激流の)渦に巻かれた」

バッタさんは何とか助かりましたが、一緒にいた妻は流されてしまい、行方が分からなくなりました。

チットラ・バハドゥール・バッタさん(48)
「(妻の)手をつかんで逃げようとしたが、衝撃で離れてどこかにいってしまった。妻がいない人生なんて無意味だ」

発生からきょうで1週間となりますが、被害の全容はいまだ見えておらず、犠牲者は増え続けています。