米民泊仲介のエアビーアンドビーは、宿泊施設提供者から徴収する手数料を引き下げる試験プログラムを開始した。利用者が同社のプラットフォームを介さず直接予約する動きに対抗する狙いがある。

エアビーは一部の宿泊施設提供者を対象に、予約にかかる手数料率を6%または10%に引き下げた。同社の平均手数料率16%から大幅な引き下げとなる。事情に詳しい関係者が明らかにした。

この試験プログラムでは、宿泊施設提供者が共有する専用リンクを通じて宿泊客が予約する必要がある。参加する提供者は、この専用予約リンクを通じて独自に設定した割引も提供できる。非公開情報として匿名を条件に関係者が語った。

同社広報担当者は試験プログラムの実施を認め、第三者のソフトウエアを使って施設情報を管理する米国の宿泊施設提供者を対象に、期間限定で行うと説明した。異なる料金設定による影響を把握するための試験だとしている。

また、「宿泊施設提供者はさまざまな方法で施設を宣伝している。一部の提供者が直接リンクで施設を宣伝し、そのリンク経由の予約ではサービス手数料を引き下げられる機能を試験している」と述べた。

同社にとっては、より多くの予約をエアビーのプラットフォーム内にとどめる手段となる。一部の宿泊施設提供者は利用者をエアビーから独自サイトに誘導し、直接予約してもらうことで、収入をより多く手元に残している。

ブライアン・チェスキー最高経営責任者(CEO)は、いわゆる「直接予約」の動きによる影響は大きくないとしてきた。ただ、今回の試験プログラムは、この傾向に対処するものとしてこれまでで最も明確な動きの一つとなる。

原題:Airbnb Rolls Out Pilot Program in US to Lower Fees Paid by Hosts(抜粋)

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