ネパールと中国を襲った大規模な土石流。死者は900人を超えました。懸命な救助活動が続くなか、行方不明となっている日本人5人のうち1人は、大阪の教員とみられることが分かりました。

「全てなくなった...」約9万3000人が被災

救助隊
「ここを引っ張れ!」

女性
「お嬢ちゃん安心して」

救助隊
「助けに来たよ」

瓦礫の下から聞こえる声。

救助隊
「引っ張れ!引っ張るんだ!」

見えたのは、泥だらけの子どもです。

発災から60時間。国境付近の検問所から約3キロ下流で、6歳の女の子が救出されました。

救出された少女(6)
「ご飯が食べたい」

女の子は病院で治療を受けていて、命に別状はないということです。

ヒマラヤ山脈で発生した“大規模な土石流”。被害は発生地点から90キロ以上離れたところでも...

記者
「濁流に押し流されたトラックは、横倒しになり土砂に埋まっています」

濁流に飲まれた住宅街は、一瞬で変わり果てた姿に。男性は2年前に建てた新築の家が流され、家財の全てを失いました。

家が流された男性(75)
「全てなくなった。夢か現実か…なんと言えばいいのか」

ネパールでは約9万3000人が被災していますが、公的な支援も足りない状況が続いています。

土石流の死者はネパールと中国であわせて900人を超えました。行方不明者は約4500人にのぼり、日本人5人の安否も分からないままです。(日本時間31日午後9時15分時点)

31日、日本人のうち一人が、大阪の教員とみられることが分かりました。

大阪府教育庁は、この教員は休暇でネパールに渡航すると届け出をしていて、「現在連絡が取れていないということは事実」と説明しました。