トランプ米政権は、UCB、ブリッジバイオ・ファーマ、サン・ファーマシューティカル・インダストリーズなどバイオテクノロジー・製薬会社9社と、新たな薬価設定に関する合意を結んだ。日本企業ではアステラス製薬と協和キリンが合意に加わった。

合意に基づき、各社は州のメディケイド(低所得者向け公的医療保険)向けの外来薬を値引きし、州の負担額を海外での価格と同水準にする。この仕組みに参加するかどうかは各州が判断する。

今回の発表は、中間選挙を前に医療費の負担軽減をアピールするトランプ政権の取り組みの一環だ。ホワイトハウスでは、トランプ大統領と製薬会社幹部が出席する大規模なイベントが相次いでいる。

トランプ氏は8月31日にホワイトハウスで開かれたイベントで、製薬会社は「利益の大半を米国から得ている。つまり、われわれは食い物にされているということだ。しかし、それももう終わりだ」と述べた。

今回の合意には上記5社のほか、テバファーマシューティカル・インダストリーズ、アルコン、百済神州(ビーワン・メディシンズ)、CSLも含まれる。

トランプ氏は、今回の9社の追加により、米国内の医薬品市場の90%を占める26社が、政権が進める最恵国薬価に基づく値引きに応じたと主張し、「残る10%も加わる。選択肢はない」と付け加えた。

ホワイトハウスによると、各社は米国で発売する新薬についても、他の先進国で設定する価格と同水準にすることで合意した。

原題:Trump Adds Nine Drugmakers to Medicaid Price Deal Program (2)(抜粋)

--取材協力:Mike Dorning、Jennifer A Dlouhy、Sonja Wind、John Tozzi.

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